『2024年問題』へ対応…<鉄道コンテナ>利用を検討してもらう見学会(仙台市)
トラック物流業界への影響が懸念されるいわゆる『2024年問題』への対応策として、「鉄道コンテナ」の利用を検討してもらおうという見学会が開かれた。
見渡す限りコンテナが積み上げられているのは、仙台市宮城野区の「仙台貨物ターミナル駅」。
見学会に参加したのは、メーカーやトラック事業者など27社約50人。
『2024年問題』では、今年4月からトラックドライバーの労働時間に上限が設けられたことから、輸送力の低下やドライバー不足が懸念されている。
この見学会は、利便性の良い鉄道コンテナを利用することで『2024年問題』に対応してもらおうと開かれた。
見学会では、長さ約10メートル・13トンの荷物を積める大型コンテナを貨車に積み下ろす作業が紹介された。
また、マイナス20度~プラス20度まで厳格に温度管理ができ、食品や医薬品の輸送に適したタイプなど様々なコンテナが紹介された。
参加した運輸倉庫会社の人
「(鉄道コンテナで)最低でも20%以上のコストメリットが出る。コンテナ輸送の課題は納期。そこがクリアできれば、切り替えていくことは考えられる」
また、鉄道コンテナは環境にも優しくCO²の排出量を8割近く削減できる試算もあるという。