<トラックドライバーが”不足”>仙台港から東北の果物を“香港”へ 船での輸出始まる
物流業界でトラックのドライバーが不足するなか、仙台港から船で東北の果物を香港に輸出する取り組みが始まった。
今回仙台港から輸出されたのは、宮城・蔵王町の梨や山形県産のぶどうなど合わせて5.6トン。
岩沼市内の運送会社では、5日 鮮度を保つフィルムで果物を包む作業が行われたあと、低温輸送用のトラックに積み込まれた。
これまで東北産の果物は、ほとんどが横浜港に陸送され、輸出されてきた。
しかし、いわゆる2024年問題を受け、東北各地から近い仙台港への期待が高まっていて、宮城県も関係者に仙台港の活用を広く呼び掛けてきた。
宮城県国際ビジネス推進室・鈴木清英室長
「長距離ドライバーの不足が言われる中で、輸出の観点から貢献できないかと。無事に良い状態で香港まで届くかが、課題。良い状態で届くのではないかと期待している」
果物は、11月12日に仙台港を出発し、11月中に香港の店頭に並ぶという。