「災害時に開放」車でも避難可 物流倉庫を一時避難所に<宮城県・名取市>
名取市で23日、協定の締結式が行われた。
三井不動産は、トラックドライバーの長時間労働の問題を解決するため中継拠点として仙台東部道路名取中央スマートIC近くに地上4階建ての物流施設を建設した。
協定により、この施設の一部を災害時に地域住民や付近を走行中の車が一時避難場所として使用できる。
この場所は2022年11月に県が発表した浸水想定によると、津波は1~3mの洪水は50cmから1mの浸水が想定されている。
安斎摩紀 アナウンサー
「通常はトラックが行き来するこの場所を災害時には開放するということです」
スロープを使い上がる地上15m部分のスペースには最低でも車30台が収容できる。
また、災害用トイレが設置され最大72時間分の非常用電源も備えられている。
三井不動産 寺島道人 東北支店長
「地域の皆さんが万が一大きな地震が起きて津波が来るという時に一時的に逃げてもらえる施設地域の安全の役に立てることを期待している」
三井不動産は今後、名取市と協議し備蓄品などを充実させたいとしている。