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【「能登半島地震」の発生から1週間】被災地の現状と宮城からの支援の動き

2024年1月8日 20:40
【「能登半島地震」の発生から1週間】被災地の現状と宮城からの支援の動き
能登半島地震」の発生から、8日で1週間経過した。

宮城県は、8日 避難所の健康観察にあたる保健師などの職員を派遣した。

県から派遣され石川県輪島市の避難所で被災者の健康観察にあたるのは、塩釜保健所の保健師ら3人。

塩釜保健所・ 小川美穂さん「かなり感染症とか今寒くなっているので流行りつつあると聞いているので、そういった支援も行いたい」

地震発生から、8日で1週間。
被災地は、積雪があり厳しい冷え込みとなっている。

坂上誼光記者リポート「このトンネルの向こう側の地区は、土砂崩れによって入り口がふさがり孤立状態が続いていましたが、ようやく開通したということです」

6日、石川県能登町の15世帯が暮らす地区では、道路が開通して支援物資が届き始めていた。

地区長「元気で何よりね。いま自衛隊からの水と食料持ってきた」

孤立状態は解消したものの、いまだ電気は復旧していなかった。

一方、同じ能登町の海沿いの地区。

高さ2メートルを超える津波が押し寄せたという。

地区の避難所には、100人ほど身を寄せていた。

避難所にいる女性「(Q今一番困っているのは?)やはり風呂よね。洗濯もできないし、着のみ着のまま」

避難所の管理者によると、この日(6日) 体調不良により3人が病院に運ばれたという。

白丸公民館館長・神田幸夫さん「見ている限り、発生3日目くらいは皆さん我慢していた。避難生活が長くなるとどうしても不満が出てきているのが実態」

避難生活の長期化では、被災者の心のケアも大切だ。

宮城県立精神医療センター・角藤芳久院長「これだけの大災害で、心を病んでらっしゃる方々がたくさんいらっしゃいますので、少しでも力になれればと思っております」

7日、名取市にある宮城県立精神医療センターの医師や看護師など4人が、災害派遣精神医療チームとして被災地へ向け出発しています。

募金呼びかけ「能登半島地震の募金やっています。ご協力よろしくお願いします」

宮城・気仙沼市の震災遺構では、「語り部」として活動する生徒が、この3連休 募金を呼び掛けた。

募金活動する高校生「東日本大震災の時もいろんな支援物資を全国から頂いたので、その恩返しの一つになればなと思ってやっています」

この募金活動は、8日で終了し気仙沼市を通して石川県の被災地へ届けられるという。

「能登半島地震」から、8日で1週間。

石川県によると、8日午後2時現在 死亡が確認されたのは「168人」。また、安否不明者は「323人」に上っている。避難者数は「2万8160人」となっている。
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