「4年後に帰ってきてほしい」サケの稚魚の放流始まる(宮城・南三陸町)
宮城・南三陸町では、今シーズンのサケの稚魚の放流が、16日から始まった。
南三陸町志津川の「ふ化場」で体長5センチほどに育ったサケの稚魚。
およそ35万匹がトラックで運ばれ、水尻川に放流された。
組合によると、今シーズンのサケの捕獲数はわずか190匹。
昨シーズンの5分の1に減ってしまったが、北海道や山形県から卵を取り寄せ稚魚の数を確保したという。
志津川淡水漁業協同組合・千葉純一事務局長
「少ないながらも、確保した卵を無事に稚魚として育てて、放流にたどり着けたのは一安心しています。4年後、とにかく帰ってきてほしいという思いだけです」
南三陸町では、3月下旬までにおよそ147万匹の稚魚を放流する計画だ。