<今年のキーワードは『キダルト』!?>クリスマス商戦を前に最新のおもちゃ集めた見本市(仙台市)
クリスマス商戦を前に、最新のおもちゃを集めた見本市が仙台市内で開かれた。
今年のキーワードは「キダルト」。
「キダルト」とはー?
おもちゃの専門店や量販店向けに、仙台市若林区の仙台卸商センターで開かれた「おもちゃの見本市」。
およそ60社のメーカーから8000点ほどのおもちゃが集結した。
森尾絵美里アナウンサーリポート
「生きているみたいにずっと動いているもちもち感が、すごく気持ちいい」
本物の雪みたいなこちらの商品。
ゴム粒子を使った独自の素材で、握ると固まりほぐすとホロホロとこぼれていく。
玩具会社あおぞら・アドバイザー 布勢麻人さん
「暑すぎて夏とか砂遊びが出来なかったり、雪もなかなか降らない地域の人にとっては、子どもたちにとって大好きな砂遊びと雪遊びが一年中できるようにと作った」
少子化にも関わらず国内の玩具市場規模は、昨年度、初めて1兆円を超え拡大が続いている。
その成長をけん引しているのが、「キダルト」層の商品。
キダルトとは「キッズ」と「アダルト」を組み合わせた造語で、子ども心を忘れない大人をターゲットにしたおもちゃが注目されている。
玩具会社カワダ・オリジナル事業部 佐々木順さん
「昔買えなかったおもちゃを大人になって買えるようになって、子どもと一緒に楽しみたいという需要が増えているので、そこに着目して商品を開発している」
また、キャラクター関連の商品は外国人観光客に人気で、市場の成長を支えている一つの要因だという。
時代の変化に合わせ、おもちゃは進化を続けている。