震災犠牲者への追悼の思い込めて、震災遺構 旧防災対策庁舎にあかり灯す…柔らかな光(宮城・南三陸町)
震災犠牲者への追悼の思いを込めて、宮城・南三陸町の震災遺構 旧防災対策庁舎では、10日から照明があてられています。
10日午後5時半頃、南三陸町の旧防災対策庁舎は柔らかな光で照らされました。
14年前、大津波はこの庁舎の屋上まで押し寄せ、町の職員など43人が犠牲になりました。
2024年7月、旧防災対策庁舎が町有化されたことをきっかけに、町は犠牲者の追悼と教訓の伝承を目的として、約400万円をかけて照明を設置することを決めました。
南三陸町・佐藤仁 町長
「生き残った私として、ここで亡くなった皆にやれることを何でもやってあげたいという思いがありました。故郷ここに戻ってくる時は、この場所にちゃんとあかりが灯っているということを、亡くなった皆さんにお示ししたかったというのが一番の思いです」
旧防災対策庁舎では毎月10日と11日、そしてお盆期間の8月10~16日にあかりが灯される予定です。