【解説】「SIMカード」不正譲り受けで逮捕 犯罪に使われた可能性…”闇バイト”も関連か
通信ができる「SIMカード」38枚を不正に譲り受けたとして、3人の男が宮城県警着に逮捕された事件について、整理する。
徳田容疑者ら3人は、「SIMカードがほしい」と「闇バイト」を募る。
「闇バイト」は自分名義で複数枚のSIMカードの契約を結び、それを数万円の現金と引き換えに徳田容疑者らに渡したという。
警察によると、このSIMカードは何らかの犯罪に使われた可能性もあるという。
事件の背景について、通信業界に詳しい野村総合研究所のパートナー・北俊一さんによると、携帯電話を転売する犯罪は「闇バイト」が関わるものが増えているといい、SIMカードは通信・通話ができるので詐欺などの別の犯罪に利用されることもあるという。
また、スマートフォン本体は海外などで高値での転売でされることもあるそうだ。
そもそも自分が使わない携帯電話を契約すること自体が、犯罪にあたる可能性があると指摘している。
警察によると、宮城県内では同様の事案の相談が増えているそうで、警察は携帯電話の契約に関する「闇バイト」に注意を呼び掛けている。