「闇バイトの募集要項は”日々変化”」警察が”サイバーパトロール”に協力する民間企業と緊急ミーティング(宮城)
全国的に「闇バイト」による事件が相次ぐ中、宮城県警はサイバーパトロールに協力する民間企業と緊急ミーティングを7日行い、対策を話し合った。
緊急ミーティングには、宮城県警の担当者と、民間企業に勤めながら仕事の合間にサイバーパトロールを行うボランティアが、出席した。
"SNS上で"高額報酬のバイト"などと称し、犯罪の実行役などを募集するもので、県警の担当者はその特徴として「リスク管理は徹底している」「ホワイト案件」などと犯罪ではないように装う文言がみられると指摘。
そのうえで、パトロールで見つけたら、ただちに警察に報告したり削除を要請するよう、協力を求めた。
宮城県警サイバー防犯ボランティア 及川克明さん
「サイバー犯罪の手口も巧妙化していく。警察とボランティアが情報を共有して、通報に貢献できるよう努めたい」
宮城県警・サイバー犯罪対策課 津志田浩孝課長補佐
「闇バイトの募集要項は、日々変化していので、どういう用語が使われているか把握したうえで、効果的なパトロールによる発見が必要」
県警のサイバー防犯ボランティアには、県内7つ企業のほか150人余りの個人が登録していて、実施に検挙につながったケースもある。
県警は、“闇バイト”を防ぐために官は民連携が必要だとして、民間からの情報提供を求めている。