“介護のしごと魅力伝道師”とは?「いつも “笑顔” を大切に」介護福祉士のやりがいを発信《長崎》

慢性的な人材不足が続く介護の現場。
働く環境が厳しい中でも、介護の仕事に携わる人を増やしたいと “伝道師”として魅力を発信する男性がいます。
壱岐市の施設で、介護福祉士として働く草野 仁さん。
(介護福祉士 草野 仁さん)
「おなかの調子はどうですか?」
モットーは、いつも “笑顔” を大切に。
(介護福祉士 草野 仁さん)
「一番は、“目を見て”コミュニケー ションをとるところ。自分の気持ちだったり、表情を相手に伝えるところを大事にしている」
島の若手介護職員のチームリーダーも務めています。
(介護福祉士 草野 仁さん)
「僕たちは、壱岐の島の中でチームとして活動していて」
さらに・・・
(介護福祉士 草野 仁さん)
「介護のあったかさを伝える魅力伝道師だと思っている」
介護の魅力伝える、県の“伝道師”としても、日々 奮闘しています。
雄大な自然が広がる“壱岐市”。
島で暮らす約2万4000人のうち、4割ほどは65歳以上の高齢者です。
草野さんが働いているのは、介護老人保健施設。
(介護福祉士 草野 仁さん)
「(飲み物を用意するときは)、熱すぎず、冷たすぎず。温度管理が大事」
(介護福祉士 草野 仁さん)
「クッション替えます。起きますよ、大丈夫ですか」
入所する人たちが安心して過ごせるよう、毎日 サポート。
(介護福祉士 草野 仁さん)
「手を動かすのと、枠内を塗ろうとするような脳のトレーニングだったり」
レクリエーションも提案し、そばで見守ります。
職員は約50人で、支援する高齢者は80人。
草野さんは主任として、3階フロアをまとめています。
壱岐市出身で地元の高校を卒業後、福岡の福祉の専門学校で学び、介護施設に就職。
その後、28歳でUターンしました。
(介護福祉士 草野 仁さん)
「(壱岐に帰ったのは)落ち着けるというのが一番。ずっと島の中にいたらそれが普通だったので、(福岡に出たのは)違う刺激を求めるというのはある。出てみたら島での静かな環境が僕には合っていた」