「普段は無駄になる酸素、熱うまく活用」壱岐市がグランプリ受賞!脱炭素チャレンジカップ《長崎》
脱炭素を目的に全国の学校や企業、自治体などの活動を対象にした審査会で壱岐市が進める実証事業がグランプリに輝きました。
今月、表彰式が行われた地球温暖化防止の活動を表彰する「脱炭素チャレンジカップ」。
表彰式「環境大臣賞グランプリ『再エネとグリーン水素で目指せ 脱炭素の島』」
壱岐市は再生可能エネルギーを活用して水産業の持続可能な発展を目指す取り組みが高く評価されグランプリを受賞しました。
取り組みでは地元の建設会社が作ったトラフグの陸上養殖場の横にソーラーパネルを設置して水槽の温度管理と酸素の安定供給を行っているほか貯蔵可能なエネルギー「水素」にも着目。太陽光の余剰電力を使って水槽に酸素を供給しています。
壱岐市SDGs未来課 篠崎 道裕 課長「実際に水素を使った取り組みをしているところをまず評価していただいた。あわせて普段は無駄になる酸素や熱もうまく活用して実証に取り組んでいるところを評価いただいた」
壱岐市の担当課は「システム改善を進めるほか、養殖場以外でも展開しながら、CO2の排出量をより多く削減したい」と話しています。