佐世保に初寄港 “洋上の美術館” の異名持つ大型客船「ノールダム」欧米人など乗客1900人《長崎》
佐世保港に “洋上の美術館” といわれる大型国際クルーズ客船「ノールダム」が初めて寄港しました
佐世保市には今年、過去最多の150隻が寄港する見通しで、今後はさらなる誘致促進に取り組む考えです。
佐世保港に初めて寄港したのは、オランダ船籍の大型国際クルーズ客船「ノールダム」です。
全長285メートル。
アメリカの会社が運航し、その洗練された装いから「洋上の美術館」と呼ばれています。
今回のクルーズでは、鹿児島や佐世保、韓国・釜山などを巡り出発地の横浜に戻る予定で、乗客は欧米人を中心とした約1900人です。
(佐世保市西本 眞也 副市長)
「佐世保の魅力を存分にお楽しみいただき、今回の寄港をきっかけにぜひ佐世保に何度でも足をお運びいただきたい」
歓迎セレモニーも行われ、船長に “三川内焼の盾” などの記念品が贈られました。
佐世保市によりますとクルーズ船は今年、三浦岸壁に120隻、浦頭岸壁に30隻の合わせて150隻が寄港する予定で、過去最多を更新する見通しです。
これまでは2018年の108隻が最多でしたが去年6月、浦頭地区で国際ターミナルの供用がスタート。
2拠点同時の寄港をはじめ、通訳の配置など受け入れ態勢を整えたことで、寄港する船の数が飛躍的に増えたということです。
(佐世保市港湾部クルーズ事業推進課 小林 裕介課長)
「ぜひこういった初寄港の船もどんどん増えていって、よりいろんな船社の、いろんなクルーズ船が佐世保港にお見えいただくようになっていけばいい」
佐世保市は今年度から「クルーズ事業推進室」を「クルーズ事業推進課」に格上げ。
人員も増やし積極的に誘致プロモーションの強化に努めたいとしています。