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死亡者多い火災「原因はストーブ」長崎市で消防出初式 佐世保市では海保が新春恒例の訓練初め《長崎》

2025年1月9日 19:45
死亡者多い火災「原因はストーブ」長崎市で消防出初式 佐世保市では海保が新春恒例の訓練初め《長崎》

長崎市で新春恒例の消防出初式が行われ、市民に火災や災害への注意を呼びかけました。

出初式には、長崎市消防局管内の消防団員や婦人防火クラブの団員など、約1300人が参加しました。

江戸時代の火消しにふんした保育園児のアトラクションや、パレードが行われたほか、消防車や水上艇による一斉放水で、市民に火災防止を呼びかけました。

市消防局管内では、去年93件の火災が発生していて、前の年から8件減っているものの建物火災の割合が高くなっています。

出火原因では「たき火」や「たばこ」がそれぞれ15件で最も多く、次に「電気器具・配線」が9件となっています。

(長崎市消防局 消防司令補 松延寛文さん)
「過去10年間の統計で、ストーブを原因とした火災による死亡者が最も多い。ストーブを使う際には、まわりに燃えやすいものを置かないようにしていただきたい」

会場では、消防体験のブースも設置され、子どもたちが防火服を着るなどして楽しんでいました。

一方、佐世保海上保安部では、今年初めての訓練が行われ、刃物を持った相手への対処方法などを確認しました。

(訓練)
「武器捨てろ早く。抵抗するな」

佐世保海上保安部で行なわれた 新年恒例の「訓練初め」。

巡視船『ちくご』の特別警備隊員19人が臨みました。

フェリー内に刃物を持った犯人がいる想定で、盾やけん銃を使って制圧する方法を確認しました。

(巡視船ちくご 稲富 大祐主任航海士)
「警備に特化している船なので、犯罪等において現場最前線でしっかりと動けるように、これからも訓練に励んでいきたい」

巡視船『ちくご』はおととし、長崎市で開かれた「G7保健大臣会合」や去年の「国民スポーツ大会」などで警備を担当しています。

最終更新日:2025年1月9日 20:04
    長崎国際テレビのニュース