ノーベル賞メダルのレプリカも披露「激励と思って頑張りたい」被爆者が長崎市長に授賞式報告《長崎》
長崎原爆被災者協議会のメンバーが、ノーベル平和賞授賞式について長崎市長に報告しました。
拍手で迎えられたのは、ノーベル平和賞を受賞した日本被団協の構成団体の一つ「長崎原爆被災者協議会」の被爆者ら4人です。
9日は、先月の授賞式の報告と被爆80年の取り組みについて、鈴木市長に説明。
式で授与されたメダルのレプリカも披露しました。
(長崎原爆被災者協議会 田中 重光会長)
「この一年を死ぬものぐいで活動しなさい!という激励だと思うので、頑張りたい」
(鈴木市長)
「被爆80年の取り組みを強力に推進していくための弾みになる受賞だった。そのためにも、被災協と力をあわせサポートしていただくし、我々に力を賜りたいと思う」
レプリカは、長崎原爆資料館で今月22日から行われる企画展で展示する予定です。
(長崎原爆被災者協議会 田中 重光会長)
「核兵器が使用される危機が迫っているハードルが、非常に低くなっている。私たちの活動によって、絶対に使わせない、廃絶しかないと理解してもらうことが重要」
被災協では『被爆80年のプロジェクト』として、被爆者80人の声をYouTubeで発信するほか、記念誌の発行や憲法9条を広めるための碑の建立などを行うということです。