90分の試験時間を120分と誤って伝える「県立大学入試でミス」希望者には来月再試験《長崎》
県立大学は今月25日に実施した入学試験で、誤った試験時間を伝えるミスがあったと発表しました。
大学側は希望者に対し来月、再試験を行う方針です。
(県立大学 浅田 和伸学長)
「入学者選抜という大事な場面で、このような問題が発生したことについて、受験生のみなさまをはじめ、関係者の皆さんに対し、心よりお詫び申し訳ありませんでした」
ミスがあったのは県立大学シーボルト校で、今月25日に行われた情報セキュリティ学科の前期試験です。
県立大学によりますと、数学の試験の開始前に主任試験監督者が、本来「90分」の試験時間を「120分」と口頭で伝えたということです。
室内のホワイトボードや問題冊子には、正しい時間が記載されていたものの、監督者が実施要領の誤った箇所を見たことが原因で、実際の試験は、本来の90分で終わりました。
監督者はミスに気づいたものの、大学側には報告せず、翌日、受験生の保護者から問い合わせがあったことで発覚。
県立大学では、対象となる受験生54人に個別に連絡を取り、希望者には、来月3日と4日に再試験を行うということです。