東日本大震災からまもなく13年 長崎で写真パネル展始まる 長崎出身・仙台で被災の女性が企画《長崎》
東日本大震災の発生から今月11日で13年です。被災地の復興のプロセスを記録してきた写真のパネル展が6日、長崎市で始まりました。
被災直後の宮城県南三陸町。
津波で流された車が建物の上に乗っています。
それからおよそ10年後、この場所にはドラッグストアが建ち当時の面影はなくなりました。
長崎市立図書館で6日から始まった東日本大震災の「記憶と記録」を伝えるパネル展。
被災地の復興のプロセスを定点撮影してきた写真などおよそ100点が展示されています。
長崎市出身で、宮城県仙台市で被災した奥村 志都佳さんが企画しました。
(奥村 志都佳さん)
「3月11日は知っていても14時46分という時間については(長崎の人たちは)あまり意識がいかないのかなと私が長崎人であり宮城在住の人間だからこそ思える。(3月11日に)皆さんと黙とうがささげられたらと思ってあえてこの期間に開催した」
長崎の後は富山県で開催される予定で、能登半島地震の被災地に向けたメッセージも会場で集めます。
(奥村 志都佳さん)
「(会場に)つながるノートというものを設置しているのでそこに皆さんの思いをしたためてもらえれば富山の人たちにつなぐことができる」
パネル展は13日まで開かれていて10日には奥村さんと震災について語り合う座談会も開かれます。