コンクリート壁を壊して救出作戦 旧庁舎使って災害救助のスペシャリストが合同訓練《長崎》
災害救助のスペシャリスト「国際消防救助隊」の合同訓練が波佐見町で行われました。
訓練で使われたのは役場の「旧庁舎」。本番さながらに行われました。
訓練には、長崎、佐世保、佐賀の消防局に所属する国際消防救助隊の登録隊員など24人が参加しました。
「国際消防救助隊」は、海外への派遣を目的とした災害救助のスペシャリストです。
訓練の舞台は、建て替えに伴い解体される予定の波佐見町役場の旧庁舎です。
大規模な災害の発生で、建物のがれきの下に要救助者が取り残されているという想定で行われました。
(国際消防救助隊登録隊員 成瀨 健勝さん)
「実際の地震災害では、コンクリートが何枚も重なっていたり、要救助者にたどり着くまでにとても時間がかかると思うが、今回もコンクリートが厚かったり、予想と違うところがあって大変難しかった」
安全で迅速に救助することやほかの消防局との連携などを重点に置き、本番さながらの訓練となりました。
旧庁舎は、来月末まで取り壊しの工事が行われ、駐車場として整備される予定だということです。