子どもは逃げ惑い大人は身をよじる 伝統の奇祭「砂打ち」無病息災などを祈願し五島市で行われる《長崎》
見物人に砂や小石を投げつけ、無病息災などを願う五島市の奇祭「砂打ち」が行われました。
見物人や近所の人に、藁のようなものを被った男たちが砂や砂利などを投げつけます。
五島市玉之浦町の大宝地区に伝わる「砂打ち(ずなうち)」。
1年間の無病息災などを祈願する祭りで、国の選択無形民俗文化財に指定されています。
桟俵をかぶった「サンドーラ」と呼ばれる鬼が、豊漁と悪疫退散を祈願し人々を追いかけ、砂を打ち付けました。
身をよじる大人に、逃げ惑う子どもたち。
一帯は歓声と笑いに包まれました。