時津町のあのシンボルが、まちの名物とコラボレーションしました。

新たな特産品として期待されています。

あつあつの蒸し器を開けると、甘酒こうじの風味が特徴の薄皮に、あんこがたっぷり入っています。

時津名物 “時津まんじゅう”。

創業110年をこえる老舗「川林まんじゅう」で、7日から販売されるのが…。

（店員）
「合格祈岩まんじゅうです」

時津町のシンボル “さばくさらかし岩” をモチーフにしたキャラクター「継石坊主」と「合格祈岩」の刻印が施されたまんじゅうです。

（川林まんじゅう 4代目　宮原和弘さん）
「一つ一つ手作業になるのでそこは大変だけど、このまんじゅうを頂いた方の “合格” を願ってひとつひとつ願いを込めて押している」

時津町の若手職員が中心となって4月にスタートした、新たな特産品を作るプロジェクトがきっかけでした。

（時津町産業振興課　有川貴裕さん）
「時津まんじゅうにアレンジを加えてやってみたらどうかっていう意見をきっかけに生まれた商品。(宮原さんとの)世間話で、『こんな取り組みができたら おもしろい』と2人で話していたところ、宮原さんからやってみましょうと言ってもらってできた」

“落ちない岩” として知られるさばくさらかし岩。

関連グッズはこれまで、御守りや手ぬぐいといった受験に関するものが中心でしたが、まんじゅうは祝い事や贈答品としても期待されています。

（時津町産業振興課　有川貴裕さん）
「歴史ある時津まんじゅうを、たくさんの人に食べて知ってもらいたいと思っている」

（川林まんじゅう 4代目　宮原和弘さん）
「皆さんに知ってもらえるように、これをきっかけに広がってくれればいいと思う」

今後は、ふるさと納税の返礼品にも加える予定だそうです。

販売は9月7日からですが 常時 店頭にはないので、購入したい方は事前に電話で連絡してほしいということです。