労働者の祭典 “メーデー” 約3000人参加「物価上昇を上回る賃上げ」など求める《長崎》
労働者の祭典=「メーデー」の集会が、県内各地で開かれました。
「大幅な賃上げ」の実現に向けて連帯しようと声を上げました。
(連合長崎 髙藤 義弘会長)
「賃上げの流れは確実に引き継がれている。労働組合の交渉結果を社会全体に波及させ、長崎県全体の底上げを図っていこう」
1日、連合長崎の地域協議会などが開いた集会には、33団体の約3000人が参加しました。連合長崎によりますと、今年の春闘の集計では平均の賃上げ額は1万3801円で、前年に比べて4625円上がっています。
(メーデー宣言)
「処遇改善、安心・安全な労働環境の整備など、すべての労働者が未来に希望を持てるように取り組まなければならない」
メーデー宣言には、物価上昇を上回る賃上げや、すべての労働者の生活向上に向けて連帯することなどが盛り込まれ、採択されました。
また、能登半島地震の被災者に寄り添った支援を実施することや、次の衆議院選挙で連帯して戦うことを確認しました。