「温泉街に賑わい取り戻したい」古い旅館を “再生” カフェやマッサージなど癒しの複合施設に《長崎》
かつて旅館だった場所が"再生"され、カフェやリラクゼーションといった複合施設となりました。
新たな憩いの場へ。
地元の賑わいをつくり出します。
古い旅館の中にあるモダンな空間。木のぬくもりも感じられます。
雲仙市小浜町に、今年オープンした「ととのい処 ゑびすや」。
カフェや、リラクゼーションを楽しめる複合施設です。
(ととのい処「ゑびすや」元村 龍馬 代表)
「地域交流の場というふうな形で設けていて、もともと旅館なので客室を利用した複合施設」
(もとは)大正時代から、温泉街の中心部で営業していた老舗旅館「恵比須屋」。
女将が体調を崩したため、7年前、その歴史に幕を下ろしました。
“再生”へと 動いたのは、地元出身の元村 龍馬さん 30歳です。
(ととのい処「ゑびすや」元村 龍馬 代表)
「さみしかった。前の女将とも話をして、どうにかこの建物を引き継いでいきたいという思いになった。小学生の頃は、まだ(宿泊者の)げたの音が鳴り響いていた。今はなかなか見なくなった。そういった景色をまた見てみたい」
“ 地元・小浜の賑わいを取り戻したい ”
去年5月に土地と建物を購入し、、1階の調理場を中心にリニューアルしました。
地元の同級生らがデザインや塗装、電気工事などを手伝い、2か月あまりで完成したそうです。
(ととのい処「ゑびすや」元村 龍馬 代表)
「(休日の)日曜日に集まってくれたり、夜中2時3時までかけて作業を手伝ってくれた。恵比須屋を見てほしいという気持ちで吹き抜けにして、天井を見せている」
1階は、コワーキングスペースのほか、コーヒーや軽食も楽しめるカフェとしても利用できます。
“身体と心が整う” がコンセプト。
2階、3階にある15の客室には、リンパマッサージや、パーソナルトレーナーなどの事業者が出店しています。
元村さんも、全身のもみほぐしを担当。理学療法士と鍼灸師の資格を持ってます。
そして今後は、館内の温泉も復活させたい考えです。
(ととのい処「ゑびすや」元村 龍馬 代表)
「しっかりときれいに使えるような形にして、屋上のサウナをつくったり、1週間の疲れをここで癒してもらって、ゆっくりしてもらえるような空間をつくりたい」
"再生"して新たな憩いの場へ。
地域の賑わいをつくり出します。