賞状やメダルも展示 ノーベル平和賞受賞記念の企画展始まる「核兵器禁止条約」発効から4年《長崎》
日本被団協のノーベル平和賞受賞を記念した企画展が、長崎市で始まりました。
核兵器禁止条約が発効されてから22日で丸4年。
被爆者は「日本政府が署名・批准すれば世界の景色も変わる」と訴えました。
授賞式で贈られた賞状やメダルの公式レプリカも並んでいます。
長崎原爆資料館で始まった企画展。
日本被団協のノーベル平和賞受賞を記念し、これまでの歩みや核兵器廃絶運動をけん引してきた被爆者の言葉をまとめたパネルなど、32点が展示されています。
オープニングセレモニーには、鈴木長崎市長や日本被団協の代表理事も務める被爆者の横山 照子さんなど、20人あまりが出席しました。
(日本被団協 被爆者 横山 照子 代表理事)
「涙が出そうになる。みんながいたから本当に80年続いてきた。(被爆者の)歩んできた道、戦ってきた道をわかってほしい」
核兵器の使用のほか、開発や保有、威嚇を含めて全面的に禁じる「核兵器禁止条約」が発効されてから、22日で丸4年。
今年3月には、アメリカのニューヨークで第3回の締約国会議が開催されます。
(日本被団協 被爆者 横山 照子代表理事)
「核兵器禁止条約に署名をして批准をする。ぜひ日本政府がすべき。世界の景色も核兵器の景色も変わる」
企画展の入場は無料で、長崎原爆資料館で3月28日まで開かれています。