ニセ電話詐欺被害の防止を呼びかける広報大使に、歌手でタレントの前川清さんが就任しました。

佐世保市出身の歌手でタレントの前川 清さん。

2016年から、毎年、県警のニセ電話詐欺などの被害防止の広報大使を務めていて、9年目となります。

（前川 清さん）
「オレオレ詐欺、いろんな詐欺が増えている。9年目も、一生懸命に私自身、そして県警の皆さんと一緒に頑張る」

去年1年間のニセ電話詐欺による被害は、県内で144件 (前年比31件増)と、4年連続で増加。

被害総額は約3億7741万円と、おととしを1億7500万円あまり上回りました。

被害者を年代別に見ると、65歳以上の高齢者が74件となっていて、全体の約半数を占めています。

（前川 清さん）
「若い方たちが『大丈夫？』と。おじいちゃんやおばあちゃんたちが、年を取ったなと目で(見るの)ではなくて、声をかけてもらって、何かあったときには目配せ。若い方たちの協力がこれからは大事になるではないか」

県警では、今後も前川さんの写真が入ったポスターやハガキなどで、被害を防止するための啓発を続けていくということです。