ランタンフェスティバル開幕後の週末にぎわう 4年ぶり通常開催でイベントもグルメも大盛況《長崎》
長崎ランタンフェスティバルが9日開幕し、1万5000個のランタンが長崎の街を彩っています。4年ぶりの通常開催、週末の賑わいを取材しました。
高さ10メートルの今年のメーンオブジェ「九鯉化龍」(ジュウリイファーロン)に灯りがともりました。
10日、行われた長崎ランタンフェスティバルの点灯式。
およそ1万5000個のランタンやオブジェに一斉に明かりがともされました。
会場の湊公園には多くの親子連れや観光客が訪れ、スマートフォンで記念撮影する姿も。
(五島から)「龍とかかっこよくて、飾り物もすごかった」
(佐世保から)「かわいい」
(佐賀から)「龍踊をみたい。(人が)多すぎるくらい。にぎやかになっている」
コロナ禍を経て、通常開催は4年ぶりです。
訪れた人たちにとっても、久しぶりの賑わいです。
(訪れた人)
「活気があって、長崎らしさが戻って良かった。今回のランタンが(子どもの)記憶に残ったらいいなと思う」
「久しぶりに人が多いところを見て、いいなと思った」
「思い出ができるようにたくさん楽しみたい」
色とりどりのランタンのほかにも楽しみなのが・・・
(福岡から)
「角煮まんとか小籠包は食べてみたいですね」
会場内や新地中華街では肉まんやハトシなどのグルメがずらり。
長崎ならではの味を満喫していました。
孔子廟で毎日行われているのは、中国の伝統芸能変面ショーです。
軽快な音楽と共に、一瞬で違う面に変わりました。
中国の国家一級機密とされている演技に観客から歓声が上がりました。
(観客)
「かっこよかった」
「みんな家族連れて子どもたちや孫を連れて楽しみに来た。子どもたちがすごく喜んで拍手も一斉にみんなで頑張った」
「(見たのは)初めて。撮りました。会場の盛り上げ方がすごくかっこよかった」
そして、11日に行われたのは「媽祖行列」です。
江戸時代、中国からの貿易船が長崎に入港している間、航海安全の神「媽祖」を唐寺に運ぶ様子を再現しています。
11日は、船から運び出す「菩薩揚げ」。
華やかな中国衣装のおよそ100人が市内中心部を歩きました。
道中では、媽祖の守護神順風耳と千里眼が演舞を披露し訪れた人たちを楽しませていました。
今月25日まで開催される長崎ランタンフェスティバル。
期間中は、過去最多となる136万人の人出を見込んでいます。