長崎くんち演し物発表「久しぶりの7か町 10年ぶり立派な奉納を」各踊町新たな挑戦も《長崎》
長崎の秋の大祭「長崎くんち」の踊町と演し物が発表されました。
コロナ禍を経て、去年、4年ぶりに奉納踊が行われた長崎くんち。
今年もにぎわいが予想されます。
長崎市の商工会議所に集まったのは、市内7つの町の自治会長。
(長崎伝統芸能振興会踊町委員会 山下寛一委員長)
「令和6年くんちの踊町と演し物の紹介をする」
今年の長崎くんちは10年前の前回と同じく、7つの町すべてが演し物を披露する7か町そろいぶみです。
八幡町は「弓矢八幡祝い船」を奉納します。
豪快な船回しとともに、子どもたちや女性メンバーの勇ましい「剣舞」が魅力。
ハトを飛ばす演出でも観客を沸かせます。
全長6.5m、重さ3トン超える麹屋町の「川船」は、長崎くんちで川船を奉納する7つの町の中で最大級。
スピード感のある船回しと、霧状の水を吹く演出にも注目です。
黄金の鯱が、空高く舞います。
6回目の奉納となる銀屋町の「鯱太鼓」。
ベテランを中心とした荒々しい演技が観客を魅了します。
西濵町は、くんち最大級の曳き物「龍船」に。
(西濵町 坪田源一郎自治会長)
「新しく舞台を開いて、二胡の演奏を考えている」
今回初めて「二胡の演奏」とコラボレーション。
力強さに優雅さをプラスした演出に注目です。
興善町は「本踊」を奉納。
白獅子と赤獅子が力強く舞い、回りを優美に彩る蝶の演技が特徴です。
同じく「本踊」を奉納する万才町は・・・。
(万才町 福田憲一自治会長)
「過去女の子が多かったが、今年は応募したところ男性がめちゃ多い。8:2の割合。今までにない素晴らしい踊りを披露できると思う」
最後に、五嶋町は長崎くんちの花形「龍踊」。
龍衆60人、囃子方の子どもたち60人を含め、総勢約150人で、10年ぶりの奉納に向け気合十分です。
(五嶋町くんち協賛会 中村重敏会長)
「3年のコロナの中止期間を経て、10年ぶりの奉納。去年の踊町が苦労して立派にされた後を久しぶりの7か町揃ったので、物価高に何とか抗いながらできることをやろうと。みなさんに声を掛けながら、立派な奉納をやっていきたいという思いは、7か町全員抱いている」
コロナ禍を経て、去年、4年ぶりに奉納踊が行われた秋の大祭「長崎くんち」。
6月1日に小屋入りが行われ、10月7日に本番を迎えます。