戦争のない世界に “被爆地の思い” 全世界に向け発信を「ノーベル平和賞授賞式」を前に結団式《長崎》
ノルウェー・オスロで行われるノーベル平和賞授賞式まであと6日です。
4日は長崎市で結団式が行われ、式に出席する被爆者や高校生らが抱負を語りました。
(高校生平和大使 津田 凜さん)
「私たち高校生、若者の世代が後世に世界に伝えていけるきっかけ、スタートとなれるような派遣にしていきたい」
結団式には、長崎原爆被災者協議会のメンバーの被爆者や、高校生平和大使などが臨みました。
13人は、現地時間10日に行われるノーベル平和賞授賞式にあわせてノルウェーのオスロを訪問。
平和賞を受賞した日本被団協の代表委員も務める田中 重光さんと、
代表理事の横山 照子さんは、式に出席します。
(長崎原爆被災者協議会会長 日本被団協代表委員 田中重光さん(84))
「核兵器も戦争もない世界にしていくために、オスロで訴えてきて帰ってきて、また運動を続けていきたい」
メンバーは7日から8日に、日本を出発します。
授賞式への出席のほか、現地オスロの高校や大学などで被爆証言や出前授業などを行い、若者らと交流、被爆地の思いを発信することにしています。