【解説】身近に迫る個人への「サイバー犯罪」より巧妙に 県警への相談 去年は過去2番目に多く《長崎》
サイバー犯罪の危険は、企業や団体だけでなく、身近なところにも迫っています。
県警によりますと、去年1年間に寄せられた相談件数は3348件で、過去最高だった おととしに次ぐ件数となっています。
インターネットで購入した商品が届かないといった
▽「詐欺や悪質商法関連」 1367件
▽「迷惑メール関連」 860件
▽クレジットカード情報の不正利用など 488件となっています。
相談が最も多い「詐欺や悪質商法関連」のうち、特に深刻なのが、SNSを使った詐欺です。
架空の投資話を持ちかけるものや、恋愛感情を抱かせて金をだまし取る「ロマンス詐欺」があります。
今年は3月末までに43件、総額3億円近い被害が出ていて、去年1年間の被害額をすでに上回っています。
県警は「投資で儲かる」といった話や、有名人や外国人をかたる人物からの金の要求は詐欺を疑い、家族や警察に相談するよう注意を呼びかけています。