新型やくもと観光列車あめつちの相乗効果に期待 連絡タクシー「たったら~号」運行開始 島根県
新型やくもと観光列車あめつちの相乗効果に期待です。JRはこの2つの列車の乗り継ぎに活用してもらおうと、連絡タクシーの運行をスタートさせました。
出雲横田駅に到着した一台のタクシー。7月7日から運行を開始した「たったら~号」。出雲横田駅と生山駅を結ぶ連絡タクシーです。
観光列車あめつちの終点、出雲横田駅と新型やくもが停車する生山駅を連絡タクシーで繋ぐことで乗り継ぎを簡単にし、双方の集客増加に繋げようとJRが地元のタクシー会社と連携し、運行をスタートしました。
JR西日本 安養寺 芳美さん
「特急やくも号で伯備線から、伯耆大山から山陰本線宍道、宍道から木次で出雲横田、3時間から6時間程度時間がかかっていた生山から横田を直行便を走らせることで40分となりますので、かなりの時間削減となります」
連絡タクシーによって、鳥取県日南町にある生山駅から島根県奥出雲町の出雲横田駅へは約40分で移動できるようになり、鉄道を乗り継ぐより大幅な時間短縮に。一方、出雲横田駅から生山駅への連絡タクシーは途中で観光スポットに立ち寄りながら4時間かけて戻るコースとなっています。
初日の7月7日は、事前予約した8人を乗せ満席で運行をスタート。蕎麦店に立ち寄って名物の奥出雲蕎麦を食べたり、たたら製鉄の御三家、絲原家の記念館でたたら製鉄の説明を受けたり、奥出雲の歴史や文化に触れながら贅沢な旅を満喫しました。
タクシー利用者
「歳を取ったものにしては、楽だなと思います」
「木次線と伯備線と隙間の線路がないですから、こうやって(タクシーが)出るのはいいことだと思います。あとは観光して買い物して、いい日帰り旅行です」
連絡タクシー「たったら~号」は、今後観光列車あめつちの運行に合わせて毎月4回ほど、運行する予定だということです。