娘をハンマーの柄で殴る 日常的に暴力も 娘は父親に内緒で反省の文言などをノートに書く… 父親は起訴内容認める 検察側は1年6か月を求刑 鳥取地裁・鳥取市

2025年1月、小学生の娘をハンマーの持ち手で殴り、けがをさせたとして傷害の罪に問われている男の裁判が開かれ、男は起訴内容を認めました。検察側は懲役1年6か月を求刑し、4月9日に判決が言い渡される予定です。
傷害の罪に問われているのは、鳥取市に住む会社員の男です。起訴状などによりますと男は、2025年1月、自宅で小学生の娘の顔や背中などをハンマーの持ち手で殴るなどの暴行を加え、全治12日間のけがをさせたとして傷害の罪に問われています。
鳥取地裁で3月19日に開かれた初公判で男は起訴内容を認めました。
男は2022年から娘と同居。娘が約束を守らない、嘘をついたときなどしつけとして日常的に暴力をふるっていたといいます。娘は父親には内緒で反省の文言などをノートに書いていました。
検察側は身体的、精神的な苦痛を与え非常につらい状況の中で生活していたなどとして懲役1年6か月を求刑しました。これに対し弁護側は、真摯に反省しているなどとして寛大な処分を求めました。
判決は4月9日に言い渡されます。