水木しげる生誕102年イベント 妖怪のコスプレをしたファンが大集合 作家の京極夏彦さんも登場で水木しげるの生い立ち語る 鳥取県境港市
3月4日は、2015年に亡くなった鳥取県境港市出身の漫画家水木しげるさんの誕生日。3日に境港市では、生誕102年を祝うイベントが開かれ、全国から集まった水木ファンでにぎわいました。
漫画家・水木しげるさんの生誕を祝うイベントは、境港市で毎年開かれていて、今年も会場には、水木さんの作品のコスプレをした熱狂的なファンが集まりました。
参加者
「(私は)鬼太郎です」
「カッパの三平に出てくる名前がない、モーって言ってるヤツです」
「改めてこの格好(砂かけババア)でくると、ちょっとぐっと来るものがあります」
全国から抽選で集まった水木ファン約800人が見守る中、イベントではゲストに「水木しげる大全集」を監修し、親交が深かった作家の京極夏彦さんが参加。水木さんの生い立ちや戦争に駆り出された際の水木さんの人柄が披露されました。
作家・京極夏彦さん
「召集令状が届いたときは、相当悩んだようですね。水木さん戦争大っ嫌いです。ただ不思議なことに戦争は嫌いだけど、敵国を恨むとかあいつが悪いとかそういうことは言わないです。そこが大事なところだと思います」
会場には、水木さんの妻・武良布枝さんや2人の娘も登場。鳥取県の平井知事から水木さんの誕生日を祝う、バースデーカードが送られました。
参加者
「亡くなった後もこうやって多くの人に愛されてる。作品も老若男女問わず愛されてるというのは、一人のファンとしてもとてもうれしく思います」
「誰が見ても楽しい。いろんな人が楽しめるし、なんだろうな、あと豊かになりますね、作品を読むと」
「作品がすごく好きなので、ずっと一生愛し続けます」
水木さんの妻 武良布枝さん
「喜んで、今日があってこそだと喜んでると思います」
次女 武良悦子さん
「(ファンが)作品をほんとに愛してくれてるのがすごい伝わってきて、(父は)のぼせもんがようけ来てるなって言ってるような気がしました」
4月20日には、境港市の水木しげる記念館がリニューアルオープンし、ますますにぎわいが期待される境港市。生誕102年を迎えた今も、水木ワールドはファンを魅了し続けています。