「信頼し合える人間関係を作って過去のトラウマを克服したい」 鳥取県初の夜間中学校「まなびの森学園」で入学式 鳥取県鳥取市
鳥取県で初めてとなる県立の夜間中学校「まなびの森学園」が4月12日開校しました。さまざまな人の学びの場となるこの学校に、10人の新入生が入学しました。
鳥取市に4月12日開校した「鳥取県立まなびの森学園」には、県内に住む10代から60代の生徒10人が入学しました。この「まなびの森学園」は、鳥取県初の夜間中学校。ここではさまざまな理由で十分な教育を受ける機会のなかった人が、15人の教職員とともに中学校の科目を学びます。
入学式では山口京子校長が「自分も他人もお互いを大切にし合い、喜びもつらさも分かち合ってほしい」と述べたほか、新入生を代表して田中ひとみさんが自身の過去を振り返りながら抱負を述べました。
新入生代表 田中ひとみさん
「この学びの森学園で仲間と共に学びなんでも話せる信頼し合える人間関係を作って、過去のトラウマを克服したいと思います」
また、校章を考案した井口やすひささんと校歌を制作した歌手の杏沙子さんも新入生の新たな一歩を祝福しました。
新入生代表 田中ひとみさん
「みなさん若い子たちといろいろ体験しながら頑張っていきたいなと思います。1年生からやるので付いていけたらいいなと思います」
この中学校では個人のペースに合わせたカリキュラムで学ぶほか、郊外での活動や近隣の学校との交流も行っていくということです。