中学校でジェンダーレス制服導入 「子供さんのお気持ちに合う形で制服を選んでいただけたら」 鳥取県大山町
誰でも自由に制服を選べる時代へ。鳥取県大山町の公立中学校3校では、4月10日から制服のジェンダーレス化が始まりました。
4月10日、鳥取県大山町で行われた公立中学校の入学式。この中山中学校には、真新しい制服に身を包んだ新入生29人が入学しました。後ろに座る在校生と、新入生は異なる制服。この中山中学校を含めた大山町にある名和中学校、大山中学校で4月10日から導入されたのが、性別に関係なく自由に着られる「ジェンダーレス制服」です。
大山町では、学校側の要望をきっかけに2022年4月に教育委員会が、ジェンダーレス制服の導入を決定。以前の学ランやセーラー服からなるべく性差を感じさせない男女同じデザインのブレザータイプへと変更。さらにスラックスかスカート、ネクタイかリボンを選ぶことができます。
この制服は1セット5~6万円。購入にあたっては、2年生以上は自費になりますが、新入生については町から商品券で1人9万円を助成されます。
新入生
「別にいやとか、変とか思わないと思います」
「どっちでも選べるのはいいなと思ったし、ブレザーになるのはすごくうれしかった」
ネクタイをつけた新入生
「リボンってちょっとなんかなあと思ったので、ネクタイに」
Q.スラックスは買った?
「もう買いました。スカートはあまり好きじゃないので、ズボンのほうがいい」
大山町立中山中学校 森田真路 校長
「時代に応じた流れなのかなと思います。子供さんのお気持ちに合う形で制服を選んでいただけたらと思います」
県内の教育委員会によりますと、ジェンダーレス制服の導入は、鳥取県鳥取市や南部町、日南町などでも始まっているということです。