都市ガス事業の民間への譲渡を予定している島根県松江市は、優先交渉する事業者として兵庫県の企業を選んだと発表しました。

市民サービスの向上や事業の効率化のため、市が担っているガス事業を民間に譲渡することを決め、松江市が譲渡先を公募していました。松江市の上定昭仁市長は3月26日の定例会見で、兵庫県の伊丹産業を優先交渉権者とすることを発表しました。

公募条件の市内に本社を置く新会社の立ち上げなどのほか、現行の料金設定を3年維持する条件を上回る5年としていること。また、譲渡価格が約37億円と市のガス事業を高く評価していたことなどが選ばれた理由です。松江市は、今後議会への提案や引き継ぎ期間を経て、来年4月1日には事業を譲渡する予定です。