鳥取銀行と地域支援を行う官民ファンドが共同で、コロナ禍などで業績が悪化した皆生グランドホテルへの再生支援を行うことを明らかにしました。

3月28日、鳥取銀行と地域経済の活性化を支援する官民ファンド「地域経済活性化支援機構」(以下、機構)は、米子市にある皆生グランドホテルの再生支援を行うことを発表しました。

これは皆生温泉の活性化と地域経済回復を目的とするもので、皆生グランドホテルは山陰を代表する温泉地の宿泊施設で、およそ200人の地域雇用の創出に貢献しており皆生温泉再生へ結びつくことから今回の支援に至りました。

建物の維持、事業承継、温泉地の集客力の向上などを課題としてあげた上で、具体的には債務負担の解消、資金の提供による老朽化インフラの更新、施設と設備の改善による収益力の強化を行っていくということです。

再生支援において、鳥取銀行と機構は雇用条件や取引条件を変えず新会社「皆生グランドホテル」を設立しており、この新会社に対して、5億5200万円の融資、9900万円の出資、さらに経営人材の派遣を行います。

機構の支援は最長5年としているということです。