インドからの人材10人が短期インターンシップ・交換留学 494人の応募から優秀者選抜 日本のIT人材不足を補強 鳥取県・島根県
IT人材不足解消にもつなげます。インドとの経済交流を行っている中海・宍道湖・大山圏域で、インドからの人材がインターンシップに参加ことになり、29日鳥取県米子市役所に米子市長を表敬訪問しました。
米子市役所を訪れたのは、ITや人口知能、データサイエンスなどをインドのケララ州の大学で専攻してきたインドの若手人材10人です。30日から10日間、鳥取県米子市と島根県松江市のIT関連企業で短期インターシップを行うメンバー5人や、島根大学の交換留学生などが、中海・宍道湖・大山圏域市長会の会長である米子市の伊木市長を表敬訪問しました。中でもインターンシップ生は、494人の応募から選抜された優秀な人材で、オンラインで日本語も学んで来日しています。
松江市のインターンシップ生
「私はITを勉強しています。ここの人は本当にやさしいです。(楽しみなのは)大山に入り(登り)たいです」
米子市のインターンシップ生
「私はアプリの開発が好きです。日本に来ることができてうれしいです。日本で働きたいです」
中海・宍道湖・大山圏域市長会 伊木隆司 会長(米子市長)
「今、私たちに足りないIT関連の人材をインド・ケララ州から来て補っていただく。まずは、人と人との交流が円滑にいき、お互いの文化を理解し合う中でこうした交流が深まっていくよう我々もバックアップしていければと思います」
29日は、インターン生などから本場インドのスパイスの詰め合わせセットが伊木市長に贈られるというサプライズも。中海・宍道湖・大山圏域とインドとの経済交流は今年で6年となりますが、これまで圏域のIT関連企業に就職したインドからの人材は、インターンシップなどを経験した12人で、今後もインドと圏域との経済交流の活発化が期待されます。