気温の大幅変動に困惑 連休中日でも観光客でにぎわう出雲 寒さでファンヒーターを用意する旅館も… 島根県出雲市
高井リポーター
「出雲市大社町の神門通りです。連休中日の平日にもかかわらず多くの人が訪れていますが、きょうは風が肌寒い日とあって長袖姿が目立ちます」
5日1日も昼ごろにかけて大勢の観光客が訪れていてにぎわう様子が。通り沿いの駐車場はすぐに満車となっていました。しかし1日は連休前半とは打って変わり朝から冷たい風が吹き、まるで季節が逆戻りしたかのような肌寒い一日に。日中の最高気温は山陰両県で15℃前後と、3月下旬から4月上旬並みの気温となりました。
観光客
「一応、暖かくできる格好にしてきたんですけど、それ以上に寒くてびっくりしました」
「すごく暑かったのでこのぐらい(半袖シャツ)で大丈夫かなと思ったら失敗しました」
「寒いです。上着はないんですよ。 きょうも暖かいと思ってたので」
さらに、出雲観光の定番といえば、名物の出雲そば。通り沿いのそば店では温かいそばを食べる観光客の姿が目立ちました。ある店では昼の時点で温かいそばやぜんざいが20食以上売れたということです。
また、通り沿いの老舗旅館では、今日の肌寒さからファンヒーターを準備。灯油を使い切っていましたが、この寒さで急きょ灯油を補充することになりました。
日の出館 小川進介 社長
「きょうはちょっと寒いですよね。その前にもう1回給油して使わないといけない」
Q.灯油代もかかりますよね?
日の出館 小川進介社長
「いやもう、かないませんね」
今年のゴールデンウイークはコロナ禍前に戻り、連日予約で満室の旅館。連休後半は、再び暑くなる予想とあって、旅館側にとっても、気温の変動に翻弄されるかき入れ時となりました。