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出雲市で照明灯がまた倒れる なぜ?専門業者による緊急点検では異常なし 1月には小学生が骨折 島根県出雲市

2025年4月16日 7:25
出雲市で照明灯がまた倒れる なぜ?専門業者による緊急点検では異常なし 1月には小学生が骨折 島根県出雲市

4月16日午前、出雲市の市道で照明灯が倒れる事故がありました。

出雲市では今年1月、別の照明灯が強風で倒れ小学生が骨折する事故があり、市内の照明灯の緊急点検を行っていました。

照明灯が倒れたのは出雲市今市町の市道です。

4月16日午前9時ごろ、市民から「照明灯が倒れています」と市に連絡がありました。

照明灯は高さ6メートルで根元付近から折れ歩道側に転倒し、電線に引っかかった状態で発見されました。けが人はいないということです。

市の職員によって16日午前11時半に撤去されています。

出雲市では今年1月8日、強風で出雲市大津町の市道にある照明灯が倒れ、登校中の小学生が骨折する事故がありました。
  
これを受け市は事故直後から2月末まで市内にある照明灯1060基の緊急点検を行っていました。

今回倒れた照明灯は根元付近に錆が見られたものの専門業者による診断では損傷度は4段階のうち一番軽いもので、緊急対応は不要と判断されていました。

気象台は16日朝、出雲市に強風注意報を出していましたが、市の担当者は「現場付近が特段風が強かったとは考えられない」と話しています。

また、高さ1.3メートル付近に何かとぶつかってできたような痕がみられるということです。

市は倒れた照明灯が見つかったあと、この市道の沿線にある転倒した照明灯と同じ構造の30基についても緊急点検を行っています。

出雲市道路河川維持課の日高純二課長は「1月に行った点検結果は専門業者による報告なので間違いはないと思うが市民の皆様も不安な思いをされていると思うので今後も点検と修繕に務めていきたい。
またほかの点検方法も検討する必要がある」などと話しています。

最終更新日:2025年4月16日 10:49
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