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今季最強・最長の大寒波による影響は? ネギ農家にも打撃 県は大雪被害に関する総括会議を実施 鳥取県

2025年2月10日 18:13
今季最強・最長の大寒波による影響は? ネギ農家にも打撃 県は大雪被害に関する総括会議を実施 鳥取県

山陰を襲った今季最強・最長となる「大寒波」。各地で雪に包まれた1週間となりましたが、そんな中ー。

大坪千成 記者
「午前10時半の鳥取県八頭町です。香ってくるのは、ツンとしたすがすがしい香り。こちらの畑では雪をどけて、ネギの収穫作業が行われています」

2月10日、暖かな日差しの下、収穫されていたのは白ネギ。畑にも寒波の影響はあるようでー。

八頭船岡農場 鎌谷一也 組合長
「結構折れとるな。(葉が)3枚か2枚しゃんとしたらいいんだけどな」

取材した畑では、対策としてネギが倒れないようにする柵を事前に設置していましたが、雪の重みで、葉の一部が折れる被害が。葉が折れた白ネギは出荷できないといいます。ただ、予想以上の被害はなく、1つ1つ慎重に掘り出していました。

八頭船岡農場 鎌谷一也 組合長
「(鳥取県)東部は雪が降ること前提ですから、(ネギも)生き延びるためにね、糖度を出してなんとか凍らないようにしているから、甘みは増してますんで。そういった意味ではおいしいネギを食べていただきたい」

4000平方メートルほどあるこの畑では、5万本の白ネギを栽培。厳しい天候を乗り越え、収穫が進んでいました。

一方、10日に県庁で行われたのは、大雪の被害総括会議。米子道で大型トレーラー2台がスタックしたことにより、最大約100台が滞留するなど被害が出ました。鳥取県は、大雪被害の復旧などに対応するため、5000万円の災害調整復興費を準備し、また除雪経費として20億円の予算を確保したとしています。

鳥取県 平井伸治 知事
「スタックによる交通障害。これを解消していくためにもう一段工夫が必要なのかもしれません。まだシーズンは終わっていませんので」

除雪中の事故や路面の凍結などに引き続き注意が必要です。

最終更新日:2025年2月10日 18:26
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