明日に迫った島根原発2号機の再稼働。これを前に、12月6日の島根県議会の一般質問ではー。

日本共産党島根県議団　尾村利成 議員
「明日の再稼働など絶対許されない。再稼働の条件はなに一つない。ほんとに大地震が起こって大雨が降って、そのときに原発の事故が重なったらほんとに逃げられるんだろうかと知事、明日の再稼働ストップしていただきたい」

共産党の議員からは住民の合意がないままの再稼働に反対する意見が出されました。

日本共産党島根県議団　尾村利成 議員
「2年前、知事が原発はなくした方がいいんだと言われました。その考えお変わりはないですか？」

島根県　丸山達也 知事
「なくせるのであればなくした方がいいっていう考えは変わりません。ただなくせる状況に今はないという判断であります」

島根県の丸山知事は、安全協定に基づいて中国電力に安全な運転を求め、チェック体制をとっていく姿勢を示しました。

一方で、鳥取県では原子炉起動を前に監視体制を改めて確認する会議が開かれました。

鳥取県　平井伸治 知事
「起動が問題なく、支障なくなされるものかどうか、それを実地で見て万が一の時には即応態勢が取れるようにしたいと思います」

鳥取県は12月7日に島根原発に職員2人を派遣し、現地で原子炉起動の監視と確認を行うとしています。また、引き続き島根原発2号機を厳重に監視しトラブルが発生した場合には、中国電力に原子炉停止を求めることなどを確認しました。