【紅麹問題】島根県で2人の健康被害の相談 うち1人は1週間以上入院、現在は回復
小林製薬の紅麹を含む製品で健康被害が相次いでいる問題について、島根県は3月29日に会見を開き、県内で2件の健康被害の相談があったことを発表しました。そのうち1人は入院していたことが明らかになりました。
島根県によりますと、小林製薬が紅麹を含む対象製品の自主回収を開始した3月22日から28日までに県内の保健所に6件の相談が寄せられました。このうち2件が健康被害に関する相談です。1件は「紅麹コレステヘルプ20日分」を13か月間摂取した50代の女性が、尿のにごりや倦怠感、発熱、腹痛などの症状を訴え、2023年1月下旬に医療機関を受診、11日間入院しその後、回復して退院したということです。健康被害を相談したもう一人は詳細は公表を控えていますが、「紅麹コレステヘルプ」を摂取していたということです。
いずれも対象製品の摂取と症状の因果関係は分かっていません。
島根県では、回収対象品に該当する製品を購入した際は、直ちに摂取を中止し、摂取していて体調に異常がある場合は医療機関を受診するよう呼び掛けています。