島根県江津市に住む40代の女性が、SNSアプリで知り合った男に105万円をだまし取られる詐欺被害に遭いました。

江津警察署によりますと、今年4月ごろ、島根県江津市に住む40代の女性のSNSに「山本」と名乗る男から連絡がありました。山本と名乗る男は「名古屋出身の整形外科医で、今はガザ地区に派遣されている」などと話していて、女性は連絡を取りあう内に親近感を抱くようになりました。

3か月ほど連絡を取り合っていた7月6日、山本から「ここから脱出できるように助けてください」「日本に着いたら、お礼に200万円あげる」などのメッセージが届きました。

助けてあげたいと思った女性は、7月8日から17日までの間、合計4回に渡り相手の指定した口座にATMで105万円を振り込んだということです。

その後、山本からさらに「出国前にコロナ感染を調べるキットを買うため30万円が必要」などと連絡があったため、不審に思った女性が警察に相談。詐欺被害にあったことが分かりました。

警察は・SNSで知り合った人からお金を要求される・振込先が個人名義である・1度振り込んでもさらに要求されるといった場合は、詐欺の可能性があるので、相談して欲しいとしています。