「少しでも花を皆さんに愛でてもらって、元気になってほしい」 世界的に活躍する華道家・假屋崎省吾さんの企画展 本人がその魅力を語る 島根県松江市
冬の日本庭園が鮮やかな色彩に染まります。国内外から高く評価されている華道家・假屋崎省吾さんが手がけた企画展の内覧会が開かれ、假屋崎さん本人が、その魅力を語りました。
春を待つ、桜のつぼみ。桜に包まれるように飾られているのが、対照的な色合いの流木オブジェは、ダイナミックさも感じさせる作品となっています。作品を手がけたのは、世界的に活躍する華道家の假屋崎省吾さん。鮮やかな色彩が特徴的な作品で、色への強い思いがありました。
假屋崎省吾さん
「赤っていう色はエネルギーの色。大変な世の中になっちゃい ました。少しでもエネルギーを皆さまに注入」
この企画展は、島根県松江市の「日本庭園 由志園」が、花が少ない冬の時期に鮮やかなアートで庭園を飾ろうと開かれ、今年で14回目となります。園内には、由志園を代表する花「ボタン」を中心に、假屋崎さんが手がけたアート作品、約20点が展示されています。
ほかにも早春の花、ロウバイや、シンビジウムといった春の花も飾られています。情熱の赤に、金運の黄色。色が持つパワーも感じながら、見る人に、今年1年を豊かに過ごしてほしいという願いを込めました。
假屋崎省吾さん
「少しでも花を皆さんに愛でてもらってやっぱり元気になっていただきたい、希望を持っていただきたい、感動をいっぱいしていただいて、今年は特に停滞しないで前に進む、前進あるのみという自分に課して、みんなに伝えたいなと思って作りました」
この企画展は、1月11日から3月31日まで島根県松江市の由志園で開かれています。