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感染性胃腸炎が増加傾向 原因は大きな「寒暖差」 ドアノブや便座についたウイルスなどが感染ルート 出来る対策は? 鳥取県

2025年3月7日 17:23
感染性胃腸炎が増加傾向 原因は大きな「寒暖差」 ドアノブや便座についたウイルスなどが感染ルート 出来る対策は? 鳥取県

非常に強い感染力を持つノロウイルス。ノロウイルスなどが原因となる感染性胃腸炎の患者が各地で確認されています。鳥取県鳥取市のクリニックを訪れるとー。

よしだ内科医院 吉田眞人 院長
「ある日に集中するんですよ。朝、誰かが感染性胃腸炎症状で(病院に)来たとしますでしょ。そうすると、その日のうちに夕方までに6人7人と(患者が)来るんですよ。大体そういう出方をする」

山陰地方では今年に入ってから、感染性胃腸炎の患者が増加傾向に。島根県の患者数は減少するも、依然として流行しています。鳥取県では、中部・西部地区で増加しています。なぜ今、感染性胃腸炎が増加するのか。原因は、大きな「寒暖差」だといいます。

よしだ内科医院 吉田眞人 院長
「まだ体が冬の体から夏の体になりきっていないという点では不安定なんです。あの天候だったから、きょうは何人も患者が来ると予想できるほど」

気温差に体がついていけず、免疫力が下がるとウイルスが侵入しやすくなると話す吉田医師。ドアノブや便座についたウイルス、感染者のおう吐物や便の飛まつが感染ルートになるとして、対策を呼びかけます。

感染性胃腸炎の原因の1つであるノロウイルスはアルコールが効かないため、塩素系漂白剤を薄めたり市販の消毒剤を使って基本的な対策をしてほしいと話していました。1人から大勢に広まる恐れのある感染性胃腸炎。季節の変わり目の今、こまめな注意が必要です。

最終更新日:2025年3月7日 18:28
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