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「いちご大福」で食中毒 和菓子店で製造・販売 原因はノロウイルスか 保健所が調査継続も被害拡大の恐れ 鳥取県米子市

2025年3月5日 12:06
「いちご大福」で食中毒 和菓子店で製造・販売 原因はノロウイルスか 保健所が調査継続も被害拡大の恐れ 鳥取県米子市
鳥取県西部総合事務所・米子保健所

鳥取県米子市の和菓子店で製造、販売された「いちご大福」を食べた23人が食中毒で体調不良を訴えていることが分かり、米子保健所は3月4日、この和菓子店を5日間の営業停止処分にしました。

食品衛生法に基づき3月4日~8日までの5日間の営業停止処分を受けたのは、米子市尾高町の和菓子店「清月」です。

米子保健所によりますと、3月3日から4日にかけて、複数の人から腹痛や下痢など食中毒の症状を訴える通報がありました。調査の結果、23人の患者はいずれも清月のいちご大福を食べていたことが分かりました。患者の一部や店舗の従業員の便からはノロウイルスが検出されており、原因をいちご大福と判断。患者の症状は軽く、いずれも回復に向かっているということです。

問題のいちご大福は、2月27日から3月1日にかけて米子市内の尾高町店、道笑町店の2店舗で販売されたものです。販売数や購入者の数は確認中で、ほかの商品についても「食中毒の危険性は否定できない」(米子保健所)ため、調査を継続しています。

3月4日午後3時時点で、いちご大福を食べた28人のうち23人に食中毒の症状が出ていましたが、3月5日朝から米子保健所には相談の電話が相次いで寄せられています。

米子保健所は、今後も被害が広がる恐れがあるとして「症状が出た場合は、まず保健所に相談してほしい」と呼び掛けています。

最終更新日:2025年3月5日 12:06
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