鳥取県の米子市観光センターにこのほど本棚を貸し、オーナーお気に入りの本などが並べられるユニークな民営図書館がオープンしました。

マンガに小説、話題の本から、絵本などさまざまな本が小さな本棚にズラリと並べられています。

かいけラボ共同事業体　永井高幸 代表
「自分に興味があるというか、このまちに来られた方に読んでほしいとか、皆さん思い思いの観点で本を用意していただいています」

県内外から多くの人が訪れる米子市の皆生温泉。その温泉エリアの魅力向上を目指し、3月1日に米子市観光センター内にオープンしたのは、民営図書館「みんなの図書館カイケノマド」です。

縦47センチ、横35センチのサイズの30の小さな本棚を有料で貸し出し、オーナーのお気に入りの本などが並べられるユニークな図書館です。皆生温泉の消波ブロックをイメージした机が置かれるなど、木のぬくもりを基調にしたリラックスできる空間となっています。

オーナーになる利用料は初期費用1000円（税込）と月額2200円（税込）で、好きな本を置くことができます。またオーナーは、店番や、利用者、そしてオーナー同士の交流イベントなどもできるということです。

利用するオーナー
「楽しんでおります。私はマンガ本が好きなので”スラムダンク”全巻コミックスを並べたりして、ちょうど（本棚の）サイズにピッタリ合ったりして」

この図書館を運営しているのは地元のまちづくり団体で、皆生温泉のさらなる活性化も目指しています。

かいけラボ共同事業体　永井高幸 代表
「皆生温泉の入り口でバスの待ち合いもあって、いろいろな方が来られるのでここで誰かに出会ったとか、新しい興味あるもの見つけたぞとか、そんな場所になれたら。（私もオーナーで）”銀河鉄道999"など懐かしいものを置いてみました。また、入れ替えようと思いますけど」

この「みんなの図書館カイケノマド」は、まさに皆生温泉の新たな魅力の扉を開く注目スポットとなりそうです。