「人を思いやる心こそ、医療人の原点」 理想の医療従事者を目指して 医療看護専門学校で卒業式 コロナ禍での入学や厳しい実習などを乗り越えてそれぞれの道へ 鳥取県鳥取市
3月4日、鳥取市で医療や看護の道を志す学生の卒業式が行われました。
4日、鳥取市の医療看護専門学校の卒業式が行われ、4つの学科に通う174人の学生が出席しました。式典のテーマは「進(すすむ)」。学んだことを胸にこれからも進み続けてほしいと校長から言葉が送られました。
鳥取市医療看護専門学校 下田光太郎 学校長
「人を思いやる心こそ、医療人の原点です。もし仕事が嫌になったとき、この原点に立ち返ってください。そしてこの学校で学んだことを思い出してください」
また、卒業生の代表はコロナ禍での入学や厳しい実習などが成長の糧になったと述べました。
理学療法士学科 児島凛汰さん
「仲間と学んだ日々を胸に、初心を忘れず、より一層努力していきます。私たちは4月からそれぞれの場所で、理想の医療従事者になれるよう努力していきます」
卒業生は自らの目標に向かって歩んでいきます。
卒業生
「患者さんと関わるうえでのコミュニケーションをがんばりました。気持ちをくみ取ったりといったことを意識しながら、患者さまに寄り添った看護師になりたい」
卒業生の約7割が県内で、3割は県外に就職するということです。