【2024年】今年はどんな年? 水木しげる記念館のリニューアルやパリオリンピック・パラリンピックなど 島根県・鳥取県
年明けから地震や航空機事故などが続いていますが、今年はパリオリンピック・パラリンピック開催をはじめ、ビッグイベントが控えています。山陰の今年はどのような1年になるのでしょうか。2024年の話題をまとめました。
■水木しげる記念館リニューアルオープンへ
リニューアルに向け、工事が進む鳥取県境港市の「水木しげる記念館」。約1年間の休館を経て、今年4月のオープンが決まりました。
境港市 伊達憲太郎 市長
「しっかりとにぎわいの本格的な回復を目指していきたい」
展示面積はこれまでの1.5倍に広がり、妖怪の世界はもちろん、水木さんの戦争体験にもスポットを当てるなど展示の充実を図るということです。
■2024年問題...
一方、4月からはトラックやバス、タクシーなどの自動車の運転のほか、建設業などに対し、残業時間の上限規制が始まります。
働き方改革が進む半面、人手不足に直面する企業には悩ましい問題です。
山陰地方でも路線バスの便数が減るなどの形で影響が出ていて、社会全体で対策を考えていく必要がありそうです。
■新紙幣が発行
また7月3日から新しい紙幣が発行されることになっています。
・1万円札には渋沢栄一
・5千円札には津田梅子
・千円札には北里柴三郎
がそれぞれ描かれ、最新の偽造防止技術も取り入れられるということです。
■“パリ”オリンピック・パラリンピック開催
そして、今年はオリンピックイヤー。フランス・パリで7月から9月にかけて、オリンピックとパラリンピックが行われます。この大会に、山陰出身のアスリートたちも挑みます。
三上紗也可選手
「(目標は)パリオリンピック金メダルです。皆さんに恩返しできるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」
鳥取県米子市出身の三上紗也可選手は水泳・女子飛び板飛び込みでいち早く、オリンピックへの切符を手にしています。
また、鳥取県米子市出身で女子ボクシングの木下鈴花選手、島根県浜田市出身で陸上・男子3000メートル障害の三浦龍司選手などがオリンピックへの出場権をかけ予選大会に臨みます。
パラリンピックでは、鳥取県倉吉市出身の女子車いすバスケットボール・立岡ほたる選手がパリを目指し、練習を続けています。また、鳥取市出身の大川順一郎選手は馬術競技でのパラリンピック出場に向け、春にヨーロッパで開かれる国際大会に臨むことになっています。
■シニア世代のスポーツと文化の祭典「ねんりんピック」開催
一方、鳥取県ではシニア世代のスポーツと文化の祭典「ねんりんピック」が10月に行われます。この大会では、県内の19市町村を舞台に、ゲートボールや太極拳、将棋、eスポーツなど29種目が行われる予定です。
■島根1区の補欠選挙
そして、去年11月に79歳で亡くなった島根1区選出の衆院議員・細田博之さん。今年4月28日には、補欠選挙が予定されています。自民党島根県連は去年12月、細田さんの後継候補の公募を行い、これに2人が応募しました。
名乗りを上げたのは、2003年に亡くなった桜内義雄元衆院議長の義理の孫で元衆院議員の桜内文城さん(58)と元財務省中国財務局長の錦織功政さん(54)の2人です。1月16日には、候補者が決まる見込みだということです。
島根1区の補欠選挙には、ほかにも立憲民主党の亀井亜紀子さん(58)や共産党の村穂江利子さん(55)も立候補する予定です。
■12年ぶりの開催「隠岐古典相撲」
最後は伝統文化。島根県の隠岐の島町では今年9月、12年ぶりとなる「隠岐古典相撲」が行われます。隠岐の島町の合併20周年を祝い実施するもので、伝統に倣い島を挙げて夜通し取り組みを行うということです。