拉致被害者の一刻も早い帰国の実現を願う 「拉致問題啓発パネル展」 松本京子さんの当時の写真や兄・孟さんの思いがつづられたパネルなどを展示 鳥取県米子市
鳥取県米子市の松本京子さんが、北朝鮮に拉致されて47年が経ちました。米子市では、一日も早い拉致問題の解決を願い、啓発パネル展が開かれています。
米子市役所の本庁舎で開かれているパネル展は、29歳の時に北朝鮮に拉致された米子市の松本京子さんなど日本人被害者の一刻も早い帰国が実現することを願い、毎年開催されています。今回で38回目となったパネル展では、松本京子さんの当時の写真や兄・孟さんの思いがつづられたパネルなど20点が展示されています。
今回は、拉致される12年前に撮影された入社当時のレクリエーションの写真も初めて紹介されています。松本さんの友人が提供したもので、松本さんが17歳のころの写真です。また、23日はパネル展の会場に松本さんの小中学校の同級生の男性の姿もみられました。
松本京子さんの同級生
「(松本さんは)はっきりした性格の方でしたね、サバサバした。私たちも同級生として一刻も早い救出をお願いしたいと思います」
米子市人権政策課 岩田文章さん
「皆さんも自分の御家族、大切な方が、突然拉致されて自由を奪われて、それが数十年会うことが出来ない時にどのように思われるか。市民の方に一人でも多くの方に見ていただいて声をあげていけるように」
「拉致問題啓発パネル展」は、10月24日まで米子市役所の本庁舎で開かれています。