初夏の風にゆられる、たわわに実ったビール用大麦の収穫始まる 天候に恵まれ質のいい仕上がりに 鳥取県倉吉市
今年もたくさん実りました。鳥取県倉吉市で60年以上前から栽培されているビール用の大麦。5月22日から収穫が始まりました。
青空の下に黄金色のじゅうたんのように広がるのは、ビールの原料として栽培されている「大麦」です。実は大手ビール会社の創始者の一人が出身だった縁で、60年以上前から盛んに大麦の栽培がおこなわれている倉吉市。このうち上北条地区では7軒の農家が合わせて約15ヘクタールの畑で大麦を栽培していて、22日から収穫が始まりました。
初夏の風にゆられる、たわわに実った大麦。今年は天候にも恵まれたことから、つやがあり質のいい仕上がりになったということです。
とっとり中央農協農事組合長会 岸田佳人 会長
「場所が、土壌がいいので、いい麦に育っているというふうに感じています。おいしいビールになってほしいなと思います」
今年は約53トンの収穫を見込んでいる上北条地区。収穫された大麦は、乾燥させたあとビールに加工され全国へと届けられます。