小学校から中学校まで一貫教育「義務教育学校」 2032年度めどに鶴岡市内に整備方針・山形
鶴岡市教育委員会は市内で初となる小学校から中学校まで9年間の義務教育を一貫して行う「義務教育学校」の整備について、藤島地域に2032年度をめどに校舎完成を目指す方針を示しました。
鶴岡市藤島地域には現在、小学校3校と中学校1校があります。このうち、藤島中学校の校舎の老朽化に伴い、鶴岡市教育委員会は2020年度から、地域住民とともに地域の小・中学校を統合し「義務教育学校」を整備する検討を進めてきました。
「義務教育学校」は小・中学校の9年間の義務教育を一貫して行うもので、県内では現在、新庄市と戸沢村に合わせて3校設置されています。
鶴岡市教育委員会は25日、藤島地域全ての学区で「義務教育学校」の設置に賛成が得られたとして2032年度をめどに校舎の完成を目指す方針を示しました。新たな「義務教育学校」の校舎は現在、藤島小学校と中学校が隣接している土地に整備する方針です。市教育委員会は来年度、校名やスクールバスの運行ルートなど具体的な検討を進めていく方針です。